LEHNA: Laboratory of Ecology of Natural and Anthropized Hydrosystems
(天然及び人為的な水系における生態研究室)
François Fourel博士はCNRS (Centre national de la recherche scientifique) のリサーチ エンジニアであり、Laboratoire de Géologie de Lyon Terre Planète Environnement (LGL-TPE)とLaboratoire d'Ecologie des Hydrosystèmes Naturels et Anthropisés (LEHNA)の装置を含むClaude Bernard Lyon1 大学の安定同位体質量分析施設を担当しています。 2016 年 9 月からは、SFIS (Société Française des Isotopes Stables) の理事も務めています。
Fourel 博士の研究活動は、研究プロジェクトと分析技術の開発/改善に特化しています。博士の研究活動の大部分は、古生物学、LGL-TPE を使用した考古学、および LEHNA を使用した河川生態学で占められています。Micromass の元開発エンジニアおよび製品マネージャーとして、彼は安定同位体技術の開発に関心を持ち続けています。
研究所には多くの同位体比質量分析計(IRMS)が設置されています。 実際、1980年代のPRISM装置もあります。 この施設には、vario PYRO cube® 元素分析システム (EA-IRMS) を備えた装置 2台と、Dual Inlet MultiPrep 機能を備えた装置が1台あります。 デュアルインレットとマニホールドを備えた 2台の Optima があり、そのうちの 1台は元素分析装置にも接続されています。これと同様に、稼働中の2台のPRISM 質量分析計は、日常業務用に設置されています。このチームは、サンプルのさまざまな開発および準備ステップを実行できる一連の真空準備ラインを実験室に設置しています。 地球科学における主な用途の1つである 18O/16O 分析の前に、骨/歯のアパタイトからリン酸銀を化学的に調製する専用のクリーン ルームがあります。
このチームは、新しい isoprime precisION 同位体比質量分析計 (IRMS) システムを実装する過程にあり、新しい iso FLOW 周辺機器を接続して分析能力を向上させることで、この研究室が安定同位体コミュニティの最前線であり続けようとしています。
2004 年にChristophe Lecuyer教授のチームに加わるためにリヨンに着任して以来、Fourel博士は EA-IRMS 技術に基づいて化石遺跡から調製されたリン酸塩からの d18O の分析を改善するための新しい技術を開発しました。 これは、Elementar との vario PYRO cube® システム開発に当てはまります。これらのシステムで採用されている Advanced Purge & Trap (APT) 分離技術は独自の機能を提供し、中生代の恐竜や哺乳類の爬虫類などの絶滅した脊椎動物の熱生理学を研究するチームにとって大きな前進でした。
また、Fourel 博士は、Dual Inlet MultiPrep システムで多くの作業を行い、特に少量の炭酸塩アリコート (5 ~ 50 マイクログラム) を実行する能力をテストしました。 彼はまた、通常サンプル数が増加する生物学的研究にも vario PYRO cube® を使用しました。 最後に、vario PYRO キューブ® システムを使用した単一サンプルからの連続 NCS 測定に利用可能なマルチ同位体アプローチは、チームが考古学研究、特に利用可能なサンプル量がごく少量であるエジプトのミイラからの古食再構成に関する新しいテーマを開発するのに役立ちました。ここで、EA-IRMS の感度が向上したことで、この魅力的な研究分野に興味深いインサイトがもたらされました。
Fourel 博士は、Elementar との関係について次のように述べています。
Elementar との素晴らしい関係は、ここリヨンの施設の発展にとって大変重要なものです。 私は、マンチェスターのメイン チームと地元フランスのサービス チームの両方からサポートを受けています。 また、元素分析装置のエキスパートであるランゲンスボルドの EA 専門家達からのサポートも受けています。 Elementarの優れている点は、科学者のアイデアがどれほど突飛なものであっても常に耳を傾け、サポートしようとしてくれる事です。
Laboratoire d'Ecologie des Hydrosystèmes Naturels et Anthropisés (LEHNA)について
LEHNA は、The University Claude Bernard Lyon 1の中心的な安定同位体質量分析施設であり、生態系の生物多様性、植物生態学、湿地・地下などの生態学と生態生理学を専門としています。
導入装置: | IsoPrime-Dual Inlet MultiPrep IsoPrime + vario PYRO cube® IsoPrime100 + vario PYRO cube® Optima IRMS with Dual Inlet/Elemental Analyzer PRISMs |
住所: | UMR CNRS 5023 LEHNA FRANCE |
詳細連絡先:
| Email: Francois.Fourel@univ-lyon1.fr Lab website: umr5023.univ-lyon1.fr |
引用:
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