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酸素分析計 rapid OXY cube
rapid OXY cube®
高感度酸素分析装置
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これまでの常識を覆す酸素分析

この装置は、分析結果がマトリックスの影響を受けないよう、通常の電熱炉よりも長く、最高温度1,450°Cの超高温の加熱ゾーンの中で試料を熱分解させます。また、微量酸素分析を可能にするために、革新的な試料導入方法とガラス状炭素製のブランクフリー熱分解リアクターを組み合わせることで、システムブランクがほぼ存在しないレベルまで低減させます。標準の装置構成では、試料由来の酸素は熱分解によってCOガスへ変換され、熱伝導度検出器を介して検出されます。この時、当社の特許技術であるバックフラッシュテクノロジーにより、分析対象のCOガスは干渉ガスから完全に分離されます。さらに高感度を求める場合には、IR検出器を使用することで検出限界10ppmを達成できます。rapid OXY cubeのIR検出器はCOに対してのみ応答するよう工夫がされており、このIR検出器の高感度かつ高い直線性がppmレンジ酸素分析の鍵となります。

rapid OXY cube 製品ハイライト

究極の検出限界

超高性能で優れた直線性のIR検出器と、ブランクフリー熱分解リアクターにより実現

超高精度・高信頼性の酸素分析

1,450°Cという超高温加熱が、熱分解をマトリックスの影響から解放

超耐久度の熱分解リアクター

ガラス状炭素製、分析回数は最大1万回、フッ素系試料に対して不活性

快適な操作性

工具不要のメンテナンス、液体オートサンプラー、夜間の無人自動分析

機能

高温熱分解とバックフラッシュ・テクノロジーによる高信頼性酸素分析

rapid OXY cubeは、酸素分析における比類のなき正確さと精度を提供します。 試料は最高温度1,450°Cで高温熱分解され、試料由来の酸素は分析対象の一酸化炭素へと完全に変換されます。 さらに、熱分解チューブは通常の燃焼管の原料である石英ガラスではなくガラス状炭素製でブランクフリーです。 さらにガラス状炭素はフッ素に対しても不活性であるため、フッ素系試料も正確に分析できます。 標準の装置構成では、分析対象の一酸化炭素はカラム内で一旦濃縮されます。 次に当社の特許技術であるバックフラッシュ・テクノロジーを使い、クリーンなヘリウムを使用してこの一酸化炭素をカラムから脱着させて検出器へと向かわせますが、熱分解の副生成物ガスは熱伝導度検出器へ向かわないよう別の流路を通ります。

IR検出器による低ppmレンジの酸素分析

rapid OXY cubeの検出限界は、標準の熱伝導度検出け (TCD) の代わりにIR検出器を使用することで10ppmまで高めることができます。IR検出器はその感度の高さゆえ、極限まで低い酸素濃度の場合でもシャープなシグナルピークが得られ、シグナルの直線性と安定性の高さは標準的な測定によって実証できます。このIR検出器は分析ターゲットのCO分子のみに応答するので、TCDの場合とは異なり副生成物ガスを除去することなく分解ガスは直接IR検出器へと移動します。そのため、分析時間が3~4分まで短縮、低いシステムブランク値、ヘリウムガスの節約という利点があります。

省資源設計による高効率酸素分析

rapid OXY cubeによる酸素分析は省資源が魅力です。この分析装置は消耗品やキャリアガスの消費が少なく、ランニングコストの低さが際立ちます。さらに、非常に堅牢な熱分解リアクターは連続して数千回使用できるため、メンテナンス時間を節約することでシステムの連続稼働時間とサンプルスループットが大きく向上します。

インテリジェント設計による快適操作性

酸素分析装置rapid OXY cubeは、ユーザーフレンドリーで、安心して夜間の無人運転が行えるよう設計されています。最大120検体用のオートサンプラーは、いつでも試料の追加が可能であるため測定の自由度が高まります。また、メンテナンスが必要な場合は、クランプ式配管接続のため工具を使用せず行うことができます。さらに、自動リークチェックや、次のメンテナンスのタイミングを知らせてくれるメンテナンス・カウンターなど、優れた機能によって補完されます。

安心の10年保証

素晴らしい堅牢性と長寿命を備えたrapid OXY cubeだからこそ、熱伝導度検出器 (TCD) の 熱伝導度検出器セル (TCDセル) に10年保証を付与します。また長期サポートを大切にする当社のポリシーとして、製造中止後、最低10年間のスペア部品の供給を続けます。これにより、保有期間に掛かるトータルコストを大幅に抑えて投資回収に貢献します。

製品の詳細

rapid OXY cubeは以下のモードで分析できるよう最適化されています。

  • 酸素

秤量範囲

ミクロスケール (<1mg) からマクロスケール (約100mgの土壌) まで、及び有機物は最大60 mgまで。

元素濃度範囲

大きなダイナミック元素濃度レンジ:
O*:最大6 mg absolute もしくは10 ppm - 100 %

精度

標準偏差(均質物質の場合):
元素濃度 <100 ppmの場合:<10 ppm
元素濃度 100 ppm - 0.1%の場合:<50 ppm
元素濃度 0.1 - 1 %の場合:<0.05 %
元素濃度 1 - 100 %の場合:<0.1 %

ただし試料タイプ、分析モード、システム構成による。

分析時間

4分* (オプションIR検出器装着時)、14分(標準)、ただし元素濃度、試料重量、試料タイプによる

*オプション扱い

熱伝導度検出器 (TCD: 標準):
試料は最高温度1,450°Cで高温熱分解され、試料由来の酸素は分析対象の一酸化炭素 (CO) へと完全に変換されます。 標準の装置構成では、COはカラム内で一旦トラップされ濃縮されます。COはクリーンなヘリウムを使用してカラムから脱着して検出器へと向かいますが、熱分解の副生成物ガスは熱伝導度検出器へ向かわないよう別の流路を通ります。これにより、TCD検出の前段において、分析対象であるCOを望ましくない副産物ガスから完全に分離することができます。

赤外線検出器 (IR:オプション):
試料は最高温度1,450°C下で高温熱分解され、試料由来の酸素は分析対象の一酸化炭素 (CO) へと完全に変換されます。COは副産物ガスと共にIR検出器へ直接移動します。TCDの場合とは異なり、IR検出器はCOにのみ応答するため、ガス分離ステップが不要となります。

検出器

  • 熱伝導度検出器 (TCD)
  • 高感度赤外線 (IR) 検出器*

試料導入部

  • 120検体用オートサンプラーを標準装備(固体もしくは液体の試料をカプセルに封入する場合)、電熱式のバイアル加熱機構*、分析時に分析試料の追加が可能
  • 液体試料を直接注入するタイプのオートサンプラー* (2 mlバイアル、50検体用カルーゼル) は洗浄用と廃液用のバイアルを完備、分析時に分析試料の追加が可能

電熱炉の最高温度

1,450 °C

機器コントロール

Windows®ベースのrapid OXY cube®専用ソフトウェアの主な機能は、測定、解析、LIMS統合、自動スリープ・ウェークアップによる自動夜間運転など。21 CFR Part 11に対応*

使用するガス

ヘリウム

本体サイズ

48 x 55 x 63 cm (幅 x 奥行き x 高さ)

*オプション扱い

電子天秤:

電子天秤と元素分析装置の接続が可能です。また当社の製品は多くの大手メーカ製品との互換性を有します。詳細については、お問い合わせください。

試料成形ツール:

試料前処理の簡素化用として、スズ箔やスズカプセル内に試料を封入するための手動式プレスツールや、ペーパーに包んでペレット状に成型するための機械式プレスを別途ご購入いただけます。

カプセル封入プレス:

液体試料や外界の刺激に敏感な物質を扱う場合には、不活性ガスでパージしながらスズカプセルもしくは銀カプセルに密封できるツールをご購入いただけます。

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製品フライヤー
フライヤー rapid OXY cube
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Elementar Product Portfolio Brochure
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rapid OXY cube®を用いたバイオマス中酸素の高精度分析
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rapid OXY cube®による石炭と黒鉛の酸素測定
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rapid OXY cube®を用いたさまざまな純粋な化学物質の酸素測定
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rapid OXY cube®を用いた液体燃料中の酸素の定量
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EAS WETSORBER® & EAS WETSORBER® S 取扱手順
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