有機元素分析をスマートに

炭素、水素、窒素、硫黄、および酸素は、生物を構成する基本的な元素です。また生物以外の様々な物質やその無数の組合せにも含まれるこれら5元素を定量することは、エレメンター社製品の源流、本質、使命です。

ドイツ発祥のグローバル素材メーカーであるHeraeus社の分析機器部門が当社の源流であり、有機元素分析装置の開発と製造に120年以上の経験を取り入れています。また、今日の製品ポートフォリオには、炉温が1,000°Cをはるかに超える、安全、シンプル、かつ環境に優しい高温燃焼原理を取り入れた幅広い種類の装置を取り揃えています。この実証済み燃焼炉技術は定量分析に必要なサンプルを完全にガス化することで、高精度な元素分析を実現します。さらにもう一つの特長として、当社の多くの製品で採用する特許取得済みボールバルブ技術が挙げられますが、周辺空気の混入によるコンタミネーションを防ぐことでブランク･フリーを保証します。堅牢で長寿命を実現するデザインとパーツの採用により、当社の装置の多くは、高温燃焼炉と、熱伝導度検出器 (TCD) の 熱伝導度検出器セル (TCDセル)  に10年間保証が付与されます。

当社の有機元素分析装置は非常に多岐に渡るアプリケーションに適応できますが、最大で12,000:1のC:N元素比の分離分析が行える高性能パージ & トラップ技術（APT: Advanced Purge and Trap Technology) がそれを支えます。当社のすべての分析装置は、日常の分析業務を簡素化し、かつメンテナンス頻度と所要時間を最小限に抑えるように設計されています。

当社の有機元素分析装置は、元素分析分野をリードする高い汎用性が魅力です。最高の精度と精確さを提供することに重点を置き、最小限の試料調製で安全に24時間365日の無人運用が行えるように設計されています。さらにオプションの各種コンバージョン･キットを追加してアップグレードが行うことにより、いつでも特殊なアプリケーション用に変換できます。