分子レベルの安定同位体分析
クロマトグラフ装置を安定同位体比質量分析装置(IRMS)と接続することでサンプルの安定同位体を分子レベルで定量することが可能になります。地球化学、食品分析、医療、製薬などのアプリケーションにおいて、分子レベルの同位体分析はバルクの同位体分析よりもより深い考察をもたらします。
当社の、IRMSにはガスクロマトグラフと液体クロマトグラフの両方を接続することができます。当社は、ライフ・サイエンス、診断、応用化学分野においてマーケットリーダーであるアジレント・テクノロジーズ社のVAR(付加価値再販業者)パートナーです。アジレント・テクノロジーズ社とのコラボレーションによる当社のGC-IRMSおよびLC-IRMSは、様々な分野の研究者のための比類ないソリューションです。
クロマトグラフ装置のポートフォリオ
ガスクロマトグラフおよび液体クロマトグラフ両機器をエレメンター社の安定同位体比質量分析装置に接続することができます。
ガスクロマトグラフを接続したGC-IRMSは、反応炉インターフェース: GC5を組み合わせることでアルカン、脂肪酸、アミノ酸、天然ガスといった様々な有機化合物分析において比類ない化合物分離能と高感度を実現しています。変換効率が極めて高い反応炉を搭載することで、炭素、窒素、水素、酸素の分子レベル同位体分析に対応します。
液体クロマトグラフを接続したLC-IRMSは分析するサンプルの酸化方式が異なる2つのソリューションを、サンプル種に応じて選択することができます。
エレメンター社のLiquiFaceシステムは湿式酸化法を用いて有機炭素をCO2に酸化する従来のLC-IRMSインターフェースであり、幅広いアプリケーション分析を行うアカデミックラボにとって理想的なソリューションです。
ハチミツの真贋判定を行うラボには、ハイスループット分析を得意とする常に堅牢で操作性のよい新しいインターフェース: isoCHROMⓇをソリューションとして提案します。isoCHROMⓇLCは、高温環境下でサンプルを瞬時に酸化する仕組みで、各糖に分離した水溶液態のハチミツをCO2化します。ハチミツを分析するラボでは従来よりも分析時間が大幅に改善されるため投資収益率の向上に貢献します。isoCHROMⓇLCは、BiovisION honeyソリューションとして購入可能です。
