分析精度とランニングコストの新基準
迅速、高精度、コスト削減、環境に優しい窒素・タンパク質分析装置rapid N exceedをご覧ください。この装置は、安全、シンプル、そして環境に優しい改良デュマ法 (燃焼法) に基づき、わずか3 - 4分という迅速かつ費用対効果の高い窒素・タンパク質定量が最大1.5 gの試料量で行えます。 rapid N exceedは、自動化とハイスループットを必要とする窒素・タンパク質分析用に最適化され、優れた絶対精度および検出感度を有します。
rapid N exceed 製品ハイライト
最高のサンプルスループット
迅速な分析 (3~4分) と容易なメンテナンスにより、1日あたり最大300検体が分析可能
最小の分析コスト
EAS REGAINER®テクノロジーとCO2キャリアガス (オプション) がコストダウン実現
絶対精度
独自の燃焼技術とブランクフリー試料導入技術の産物
シンプルで迅速なメンテナンス
還元剤が充填済みのEAS REDUCTOR®チューブと最新装置デザインが貢献
特長
迅速分析が、最速サンプルスループットを実現
rapid N exceedは、わずか4分以下という最短時間で窒素・タンパク質の定量が行えます。専用オートサンプラーはいつでも測定試料の追加が行え、1日あたり最大300検体の自動分析が行えます。革新的なEAS REGAINER®テクノロジーは、還元剤を交換することなく2,000検体以上の測定を可能にします。また、メンテナンスによる測定の中断を最小にするため燃焼灰をトラップするアッシュフィンガーは大きいサイズを採用しています。これらは、メンテナンス頻度の大幅に低減につながり、連続稼働時間が窒素・タンパク質分析における業界トップレベルとなります。
EAS REGAINER®テクノロジーと炭酸ガス・キャリアガスにより、1サンプル当たりのコストが激減
従来のデュマ・燃焼法装置の主な分析コストは、余剰酸素を結合して試料由来の窒素酸化物を窒素分子へ変換するための還元用金属です。それに対して、rapid N exceedに採用された革新的なEAS REGAINER®テクノロジーが、その分析コストを激減させます。革新的なEAS REGAINER®テクノロジーは、還元剤EAS REDUCTOR®を交換することなく2,000検体以上の測定を可能にします。さらに安価なキャリアガスとして炭酸ガスを使用することと合わせて、rapid N exceedは、窒素・タンパク質分析における1サンプルあたりのコストを大幅に下げます。
独自技術のポスト燃焼、ボールバルブ、ジェットインジェクションによる優れた絶対精度
rapid N exceedは、窒素定量において卓越した精度と正確さを発揮します。 特許技術のボールバルブが試料導入時の空気の混入を避けるため、空気由来のブランク値を解消します。 燃焼用酸素ガスを制御しながらアクティブゾーンへ直接噴射するジェットインジェクションと触媒を使ったポスト燃焼技術により、難燃性の試料でも完全に酸化燃焼されます。 このように、rapid N exceedはいかなるマトリックスにも依存することなく、絶対的な精度と完全回収が得られます。
ユニークなデザインとプレフィル還元管による、シンプルで迅速なメンテナンス
新しいEAS REDUCTOR®チューブにはフレッシュな還元剤があらかじめ充填されているので、劣化した還元剤の再生作業を省略できます。快適な作業姿勢を保ちながらスライド式電熱炉を引き出し、交換用の新しいEAS REDUCTOR®チューブと簡単に交換するだけで測定が再開できます。さらに、ユーザーフレンドリーなクランプ式配管接続により工具不要なメンテナンスが行え、貴重な時間を節約できます。
安心の10年保証
素晴らしい堅牢性と長寿命を備えたrapid N exceedだからこそ、当社は高温燃焼炉と、熱伝導度検出器 (TCD) の 熱伝導度検出器セル (TCDセル) に10年保証を付与します。また長期サポートを大切にする当社のポリシーとして、製造中止後、最低10年間のスペア部品の供給を続けます。これにより、保有期間に掛かるトータルコストを大幅に抑えて投資回収に貢献します。
製品の詳細
このrapid N exceedは、次の分析用に最適化されています。
窒素
タンパク質
最大試料量
1.5 g
元素濃度範囲
広いダイナミック元素濃度レンジ:
N:最大500 mg absolute もしくは1 ppm - 100 %
精度
< 0.05% absolute (250mgグルタミン酸)、ただし試料タイプによる。
分析時間
~3 - 4分、ただし元素濃度、試料量、試料タイプによる。
当社の装置は、回収率100%の高温燃焼法による試料分解と発生する窒素を検出します。同装置による窒素とタンパク質に関するデュマ法 (燃焼法) 分析は、現在のISO、EN、DIN、AOAC、日本の「食品表示基準」など、さまざまな国や国際機関の公定法に準拠しています。
検出器
熱伝導率検出器 (TCD)
試料導入部
内蔵式オートサンプラーは、60検体用、80検体用*、または120検体用*のカルーゼルを選択可能、分析時に分析試料の追加が可能
電熱炉の最高温度
1,200 °C
機器コントロール
Windows®ベースのrapid MAX N exceed専用ソフトウェアの主な機能は、測定、解析、LIMS統合、自動スリープ・ウェークアップによる自動夜間運転など。21 CFR Part 11に対応*
使用するガス
炭酸ガスと酸素
本体サイズ
48 x 55 x 57 cm (幅 x 奥行き x 高さ)
電子天秤:
電子天秤と元素分析装置の接続が可能です。また当社の製品は多くの大手メーカ製品との互換性を有します。詳細については、お問い合わせください。
試料成形ツール:
試料前処理の簡素化用として、スズ箔やスズカプセル内に試料を封入するための手動式プレスツールや、窒素フリーペーパーに包んでペレット状に成型するための機械式プレスを別途ご購入いただけます。
カプセル封入プレス:
液体試料や外界の刺激に敏感な物質を扱う場合には、不活性ガスでパージしながらスズカプセルもしくは銀カプセルに密封できるツールをご購入いただけます。